takuyo日記

小説に毒されています

2021-01-01から1年間の記事一覧

巨大レンズ

太りはじめてずいぶんと経つ。筋トレをしなくなった、酒の量が増えた、深夜に訪れた空腹をジャンクフードで迎え撃つことをはばからなくなった、などなど、その原因は明らかなのだが、やはり大本にはストレスがあるのだろう。僕はいまストレスを感じている。…

7/30~31

今日は朝起きて怠いまま昨日の酒の残りを引きずりながら机に向かいレポートを書き始めた。哲学のことなんか考えられない。授業もぜんぜん聞いておらずそもそも材料がなかった。そこから内容を捻り出すにはあまりにも頭が弱かった。向いていないのかもしれな…

出会いについて

J・P・サルトルだかO・ワイルドだかA・みつをあるいはそれに類する昔のおっさんが「幸福はひとつしかないが不幸にはいろいろある」みたいなことを言っていた気がするけど、人との出会いについては逆のことが言えるんじゃないかと思う。嫌な縁、悪い縁という…

2/21

コーヒーを飲んで部屋に戻ると、リビングに集う家族の声がうるさくて、ふたたび12時頃まで眠ることにした。浅い眠りだった。なんだかよくわからない夢をみて、起きると、とても寂しい気持ちになっていた。 とても寂しい日だった。生まれたときからずっとこの…

部屋は紫色

本格的にドゥルーズを読み始めて約半年になる。昨日『意味の論理学』の上巻が読み終わって、『差異と反復』からの変遷が徐々に頭の中で形作られていく。まだわからないことの方が多いが。 「器官なき身体」についても、まだ本格的に語られていないのだが、し…

恋愛というものから自分ほど縁遠い人間はいない気がするのに、だからこそ恋愛ができる、みたいな矛盾の中にいつもいる。生きることに向いていないからこそ生きているし、幸福という言葉に居心地の悪さを覚えるからこそ、幸福がどこかにある気がしている。そ…

トライアローグとトライ犬

トライアローグ展でベーコンをみた。もちろんベーコン以外もみたけどベーコンの印象が強すぎて、ベーコンをみた、という感じだった。 一緒にいた人は少し調子が悪くて、疲れてそうで心配だったけど、ちゃんと笑ったりおいしいものを食べたりできたのでよかっ…

韓国のラブホ

この前あるひとと電話していて、おじいちゃんのことを思い出した。おじいちゃんは少し前に死んだけど、それよりももっと前に一緒に韓国に行った。二人きりで。おじいちゃんはその時点で確かもう90近かった気がするけど体がやたら大きくて、ポケットのいっぱ…